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オススメ児童書<前編>



11月になりました。急に寒くなって、秋もいよいよ深まってきましたね。
今年の私は、食欲の秋一辺倒です。
サンマに栗に、茸にサツマイモ、リンゴに梨、茄子……。
どれも、美味しいこと美味しいこと。
あとは鰻を食べなければなりません! 秋って、素敵な季節ですよね。

読書の秋にも洒落込みたいと思い、折を見て本を購入しているのですが、
積み本ばかりが溜まっていきます。
年末年始でどこまで消化できるだろうと、既に秋の読書は諦め気味です。

そういえば去年の夏辺り、突如として児童書ブームが訪れまして。
昔読んだ本を再度購入したり、シリーズ後半の未読本を購入したりと、
かなり児童書を収集した時期がありました。
その何冊かは、積み本となって机に置かれているのですが。

しかし、児童書いいですよね。
幼少時は結構な本好きで、幼いながらに一度本を読み始めると、
母が食事に呼ぶ声も、休み時間の終わりを告げるチャイムの音も、友達の呼びかけも、
何もかも一切耳に届かなくなる子供でした。
あの頃に感じた物語への没入感、高揚感は、同じ本を読むといとも簡単に蘇ります。

そんなわけで、今日は私が大好きな児童書をご紹介します。
有名なものばかりなので、皆様がご存じの本もたくさんあるかと。
是非、共に懐かしがっていってください。



まずは「メアリー・ポピンズ」シリーズ。
蝙蝠傘で風に乗ってやって来たメアリー・ポピンズは、バンクス夫妻の子供たちの世話役です。
口調が厳しく嫌味を言うことも多々あるのですが、子供たちは彼女といると
おかしくも不思議な体験をたくさんすることになるのです。

とにかくメアリー・ポピンズというキャラクターが強烈で、刺々しい口調なのにとても魅力的。
今の言葉で言うと、ツン部分が極端に多いツンデレなのかもしれません。
子供たちは、各巻の終わりで必ず彼女との別れを経験することになるのですが、
読んでいる私も寂しくて悲しくて、先を読み進めるのが辛くてたまらなかったです。
しかし、それも含めて非常に面白いシリーズです。



タイトルは、「子どもに語るグリムの昔話」、全4巻。
読み聞かせを意識した本なのだと思いますが、私は自分で読んでいたと思います。
これ、小学生向けの本ながらなかなか残酷な内容です。

例えば「灰かぶり」、これは「シンデレラ」として巷では有名ですね。
ところがこの本にある「灰かぶり」には、魔法使いのおばあさんなど出てきません。
主人公の灰かぶりが意地悪な継母や義姉にさせられるのも、
掃除ではなく暖炉の中の灰にぶちまけられた、小さな豆を一粒残らず拾うという作業です。

舞踏会で灰かぶりを見初めた王子が、彼女が落としていった靴を履ける者を
妃とすると言ったとき、強欲な義姉2人は、1人はかかとを削り、1人はつま先を落とし、
小さな靴に無理矢理足を入れ、血まみれの靴で花嫁となろうとしました。

結局は偽者だとバレて灰かぶりが見事に花嫁となるのですが、
花嫁行列に参列した義姉たちは肩に留まった鳥に目をつつかれて、
両目とも失明してしまうのでした。

……というね。初めて読んだときには、衝撃を受けました。
自ら足を削るとか、どういうことなの……。

「シンデレラ」と「灰かぶり」、同じような流れの物語なのに
何故こんなにも内容が違うのか、幼い私は理解に苦しみました。
数年後に「本当は怖いグリム童話」という本がベストセラーとなり、
謎が解けて非常にスッキリした記憶があります。

大人になってから残酷な童話に触れるのも良いですが、
幼少時から知ってみるのもアリだと思います。
とにかく強烈な思い出として心に残るので。



続いては、「長くつ下のピッピ」シリーズ。
これは、図書館で何度も繰り返し借りては読んだシリーズです。
とにかく自由な女の子ピッピと、利発なトミー&アンニカの日常を綴った物語。
去年の夏、再び読みたくなって購入しました。

幼少時は、自由なピッピが大人たちを振り回す描写が愉快でたまらなかったのですが、
今読み返すと大人たちの苦労もよくわかって、違った目線で楽しめました。
ピッピがきっかけで、一人暮らしに憧れたなあ……。
学校に行きもしないというロックな暮らし方にも、大層憧れたものでした。



最後に、「小さいロッタちゃん」シリーズを。
作者はアストリッド・リンドグレーン、「長靴下のピッピ」シリーズと同じ方です。
これも去年の夏、再び読みたくなって買い求めた本です。
作者がピッピと同じというのは、そのとき初めて気付きました。

今回ご紹介した中では、恐らく1番低年齢向けの児童書です。
まだ小学校にも行かない年齢のロッタの日々を綴った物語なのですが。
ロッタが起こす癇癪が、子供ならではの視点ですごく可愛いんです。

ピッピシリーズに比べると知名度が低い方なんですが、とにかく可愛いんで!
ほんとオススメですよ!! もう、それしか言えない。
字が大きくてさらーっと読めるので、是非どうぞ。
子供ってこんな感じか、とほっこりできること請け合いです。

――さて、今日はひとまずこの辺りで終わります。
次回、私の担当回でオススメ児童書・後編をお送りする予定です。
今回ご紹介したものより、少しだけ対象年齢を上げてみます。

読書をする時間がなかなか取れないと嘆きの方、たまには児童書など如何でしょう?
短時間でさっくりと読み終えられて、それでいて満足度は非常に高くて良いですよ!

それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
本日の担当、恵莉ひなこでした。