あなたを動かすコントローラーがあれば

花井カオリ

みなさまこんにちは!
本日の担当は花井カオリでございます。

最近体調崩しまくりでグデグデな私です。
みなさまは大丈夫でしょうか。
季節の移り変わりに体がついていかないのですよ。
歳ですかね~やばいな~……。

さて今回は、最近心に残った本と舞台のお話をしようかと。
素晴らしかった!と声を大にして言いたいのは、以下の2作品です。


▼小説『わたしを離さないで』
カズオ・イシグロ 著/土屋政雄 翻訳

あらすじはamazonさんの内容紹介文を引っ張ることにします……。
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自他共に認める優秀な介護人キャシー・Hは、提供者と呼ばれる人々を世話している。
キャシーが生まれ育った施設ヘールシャムの仲間も提供者だ。
共に青春の日々を送り、かたい絆で結ばれた親友のルースとトミーも彼女が介護した。
キャシーは病室のベッドに座り、あるいは病院へ車を走らせながら、施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。
図画工作に極端に力をいれた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちの不思議な態度、そして、キャシーと愛する人々がたどった数奇で皮肉な運命に……。
彼女の回想はヘールシャムの驚くべき真実を明かしていく――。
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かなり有名な作品なので、ご存知の方も多いでしょう。
去年?だかに、綾瀬はるかさん・三浦春馬さんがメインキャストでドラマをやってましたね。
けれど私はどうしても本で読みたかったので、ドラマは見ず「いつか本で読む……!」と心に決めておりました。
そして、ようやく先月に読み終わったのです。

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いやぁ、素敵でした……。
カズオ・イシグロさんは長崎出身の日系イギリス人作家さんです。
なので原文は英語なのですが、翻訳家の土屋政雄さんが見事に表現しています。

以前もこのブログでお話ししたことがあるかと思うのですが、私、海外小説って苦手な傾向にあるんです。
なんというか、心情描写が希薄で物語にのめり込めなかったり、とにかく時折出てくる単位がわかりづらくて。
(何フィートとか何インチとか何マイルとか言われたらさっぱりイメージできない。ミステリーだと致命的)

けどこの作品は、作家さんが日本出身だったり、翻訳家の方の文章が綺麗だったので、
日本小説と海外小説のいいとこ取りな感じ。
だからすんなり没入できました。
ここ最近で読んだ本の中では、圧倒的にペースが早かったな。
寝る間も惜しんで続きを読みたいと思ったのは、久々だったかも。

『提供者』と呼ばれる者たちを『施設』で『介護』する日々。
(この『提供者』とはなんなのか、『施設』とはなんなのか……というのは、物語の途中で明かされます)

『提供者』の葛藤や絶望、一縷の望み。
すべてを想像して胸が痛くなりました。
生まれながらに使命を背負う者の生き様が、飾り気なく描かれています。

感想をもっと書きたいところなのですが、どちらかと言うと、
口に出すよりも、心の中にそっとしまっておきたい作品です。
なので、これ以上は語りませんよ。(感想放棄してるわけじゃないよ!)

苦手な方も多い題材かもしれないのですが、私にはものすごく響きました。
好きかどうかは別としても、読んで損はしない作品だと思います。

カズオ・イシグロさんと言えば、他にも『日の名残り』などが有名ですね。
中学生の頃とかに読んだような……気はするのですが、まったく覚えていないので、
大人になった今ふたたび読んでみようかと思っております。

みなさまも是非。


▼舞台 劇団☆新感線『髑髏城の七人 ~season花~』

いやあああああもう最っ高だったあああああああ!!

エレ女の竜仲スグルと、日頃お世話になってるシナリオライターの恵村まおさんと一緒に行ったんですよ。
生観劇ではなく、ライブビューイングだったんですけどね。
私は初の劇団☆新感線でした。

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ほんと、あっという間の3時間半だった……。
殺陣のシーンがふんだんに盛り込まれているおかげで、役者さんたちの気迫というのでしょうか、
とにかく画面越しに熱量がウワアアッと伝わってきて、シビれました。

主演の小栗旬さんの男らしさは言わずもがな。
山本耕史さんの妖艶さは筆舌に尽くしがたかった……。
りょうさんの美しさは国宝にするべきですね。
成河さんのゲス悪役っぷりはあと50回拝みたい。

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2幕はおよそ2時間と長めだったのですが、畳みかけるような展開で飽きる暇がありませんでした。
みんながこぞってチケット争奪戦に立ち向かっていく理由がわかったよ……。
会場のおかげもあるかと思いますが、舞台装置もとにかく豪華。
竜仲は「舞台装置見ながら酒飲みたいっすねぇ」とか言ってましたが、気持ちはわかる。

『season花』は6月中旬までの公演みたいですね。
この後も、『season鳥』『season風』……と公演が決まっているようです。
花はとっくにチケットが売り切れてしまっているので、いちばん近いところでは『season鳥』でしょうか。

『season鳥』の主演は阿部サダヲさん。
大好きな役者さんだし、観に行きたい……。

『season風』も花の公演後にキャスト決定!と特報が出ておりまして、
そっちの主演さんは私が好きな役者トップ3に入る御仁なので、
むしろ風に全力を出すべきか……。

うむ……チケット争奪戦、頑張ろうかと思います。
あれは生で見なきゃ死ねない。


上記2作品、最近読んだ・観た中での私的大ヒットでした。
ふう……興奮して長くなったわ……。

私も、ああいった人の心に残り続ける作品を生み出したいものです。

そうそう、余談ですが、宝塚歌劇の花組で、
萩尾望都さんの『ポーの一族』が上演されることが決まったんですよ!

めっちゃくちゃ好きな作品なので、
こっちのチケット争奪戦も死ぬ気で頑張ります。

作品充、たまらないね……。
(おかげでお金はどんどん消えていくけれど)

さて、今回はこのへんで!
花井カオリでした。