
みなさまこんにちは!
今回の担当は花井カオリでございます。
このところ、すっかり春の陽気……かと思いきや雪が降ったりして、体調管理が激ムズですね。
みなさまお体を壊さぬようどうかお気を付けて。
さて今回は、少し前に私が突発性難聴で片耳がやられてしまったお話をしてみようかと思います。
どうやらこれ、ストレスで発症することが多いようですね。
みなさんにも突然症状が襲いかかる可能性があるので、未経験の方はさらっとでも目を通していただけますと幸いです。
昨年の10月8日、金曜日のこと。
マンション上階の騒音に悩まされ、私は次の引っ越し先へ移るまでの間、ホテル生活を余儀なくされていました。
やっぱり自分の家じゃないとなかなか落ち着かない。
引っ越しにもお金がかかる、ああどうしたもんかな……という感じでストレスがかかったことが原因でしょう。
ウトウトと眠り、朝起きたら右耳が何やら変な感じになっていました。
なんというか、音が微妙に遠い。
右耳を押しつぶすような姿勢で眠ってしまっていたせいかもと、その時は特に気にしませんでした。
が、時間が経つにつれ、症状はどんどん酷くなる。
翌日のお昼には「右耳だけ水中に埋まっているのでは?」というくらい、音が遠くなってしまいました。
そこでようやく「これアカンやつや!」と気付く。
ですが悲しいことに、その日は土曜だったので、どこの耳鼻科も開いていませんでした。
発症した日はホテルを出なかったので、「ちょっと気持ち悪いな」くらいの感覚だったのですが、コンビニへ行こうとして本格的にマズイと気付きました。
三半規管がおかしくなったのか、平衡感覚が保てない!!
歩いていても、気付かないうちにフラフラして道路に飛び出しそうになったり、
よくわからないんですが、急に地面が抜けたような感じで「落下する」ような感覚になったりするんです。
怖い、怖すぎる。歩けない。
「片耳が聞こえない」という症状に、こんな副作用があるとは思っていませんでした。
突発性難聴、ナメていた……。
外に出るのは危険と判断し、すぐホテルに戻ってウーバーイーツを頼ることにしました。
ウーバーイーツ、ありがたかった……ありがとう配達員さん。
いつの間にか、右耳は聞こえないだけではなく、ゴォオオオオオオという大きな耳鳴りでいっぱいになっていました。
こうなると、右耳の耳鳴りがうるさすぎて、聞こえるはずの左耳からもなんの音も入ってきません。
耳鳴りの程度は人によるようですが、私の場合は両耳が聞こえなくなったも同然でした。
色んな恐怖が襲ってきて、半泣きで日曜の朝一で耳鼻科を予約。
(日曜も開いてる耳鼻科、神すぎる)
そして日曜。
あれちょっと待て? うまく歩けないのにどうやって耳鼻科行くんだ??
結局、ホテルの前までタクシーを呼びました。
壁に手を当てながらゆっくりホテル入り口まで向かい、タクシーに乗り込んでからは、耳が聞こえないので筆談で行き先を指定しました。
(うまく声を出せているのかが自分でよくわからなかったので)
「これ一生この感じだとしたら結構大変だぞ~」と不安を抱え、耳鼻科に到着。
検査を受けたところ、『低音障害型感音難聴』と診断されました。
20~30代の女性に多く見られる症状だそうです。
なぜ低音が障害されてしまうのかの原因は明らかになっていないとのこと。
ほとんどの場合は生活にそこまで支障は出ないようですが、
私の場合は『耳鳴り』がひときわ大きく、かなりひどい状態だったみたいです。
まずは投薬をしながら、大体一週間くらい様子を見てくださいと指示を受けました。
この1回の治療ですっかり治れば突発性難聴、
治ったと思っても繰り返してしまうようであればメニエール病、
と診断されるとのこと。
なんというか、病院って不思議ですよね。
行くまでは不安でいっぱいだったのに、先生の話を聞くと、それだけで「まあ大丈夫でしょう! なんかあっても先生が診てくれるし!」と安心できました(単純)。
先生の態度にもよるのでしょうが、この時点で私はだいぶ救われていたと思います。
ホテルに戻り、その日から投薬治療を開始。
およそ4~5日かけて症状はどんどん回復しました。
うっすら耳鳴りは残っているものの、もう色んな音が聞こえるし喋れます。
それといちばん嬉しかったのが、
あー、よかった。普通に歩ける……。
ということ。
正直「耳が聞こえない」よりも「歩けない」ことのほうがキツかったです。
一週間が経ち、再度耳鼻科で検査を受けたところ、全機能回復していました!
「再発の可能性はゼロではないので、また耳がおかしくなったらすぐに病院に来て下さい」と指示を受け、治療は終了。
現在も再発はしていないため、メニエール病ではなく、突発性難聴だったということでしょう。
結構お仕事にも影響が出てしまったので(電話ができない、会議に参加できない、歩けないので出社できない)、治って本当によかったです。
会社のみんなにも心配をかけてしまった。
この症状、『早期発見・治療』が何よりも大事らしいです。
「おかしいな?」と思うことがあれば、必ず発症から一週間以内に耳鼻科へ行ってくださいね。
治療が遅れると治りづらくなり、ずっとそのままになってしまうこともあるみたいなので。
周りに「突発性難聴になったかも」という人がいたら、ぜひ手を貸してあげてください。
想像していた以上にしんどい&不安です。
私のように耳鳴り地獄だとなおキツいです。
そんな感じで、私の突発性難聴日記でした。
ちょっとでも皆様の参考になれば幸いです。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回の担当は花井カオリでした。
また次回~!!
