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愛してしまったからだよ

花井カオリ
こんにちは!
本日の担当は花井カオリでございます。

とうとう8月になってしまった。
もうダメだ、時の流れが速すぎて目が回る。ついていけない。
こうして世界にたくさんの「永遠の18歳」が生まれるのだな。
見た目は大人、頭脳は子供!
逆コ○ン状態だ、やっぱりもうダメだ。

さて今回は、私が影響を受けてきた偉大なる作品をいくつかご紹介。
人間、細かな記憶も含め、過去ウン十年間すべての蓄積で今があるわけですが、
その中でも特に「自分」という人格を形成する上で重要だった作品というものがある。

私を形作ったものは以下です。

▼ふしぎ遊戯
私をこちらの世界に誘った大いなる作品。
セーラームーンと並ぶほど愛しています。
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この作品はすごい。
なにがすごいって、まず「朱雀・青龍・玄武・白虎」というモチーフが、「今までになかったのにキャッチーである」こと。
そして、ひとりひとりのキャラクター設定。
1992年に始まった作品ですが、現在女性にうけているキャラクター属性、ほぼすべてを網羅しています。
味方には王道イケメンヒーロー、懐深い優しい王子(皇帝)様、女装男子、関西弁ヤンチャ男子、癒やし系おじさまなど。
敵陣には忠誠深い金髪碧眼ドSやら、常に鞭を持ってるド変態。そして何より双子男子キャラに垣間見えるちょっとしたホ○要素
キャラクターはまだまだたくさんいますが、とにかく女性が好む姿・性格をしたキャラクターがわんさか出てきます。

しかも内容がちょっとエロかったもので、当時「性ってなぁに!」と言わんばかりのピュアッピュアな私にはなかなか刺激的でした。
それもまたよかった。
そう、ふしぎ遊戯は私にとって「性の目覚め」だったのです。
特に敵陣の心宿(なかご)のドSっぷりにはドキドキしたなあ。
「どんぐりのネックレスがパーン!!」はかなり印象的なシーンだったのですが、これを読んでいる中に覚えていらっしゃる方はいるのだろうか。

当時いちばん好きだったキャラクターは女装男子の柳宿(ぬりこ)でしたが、
今思うと星宿(ほとほり)ってホントいい男だよなあ~……。
美形で優しくて皇帝で変わった性癖もないでしょ。
非の打ち所がない。ただただ結婚したい。

そうだ私もあの世界へ行こう。
そして美朱ちゃんに振られて未だ独り身であろう星宿さまの妻になるのだ。


▼魔法騎士レイアース
これも伝説的作品ですよね。
はじめはセーラームーンと同じく、ただ女性向けヒーロー漫画(アニメ)だと思って観ていました。
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しかし1期の最後に明かされる衝撃の事実。
まさかこういったヒーロー作品に於いて、「アンハッピーエンド」が待っているとは思いもよりませんでした。
でもその結末があまりにも悲しく切なくて、それなのにこれ以上なくロマンチックで……。

「報われない恋」「禁断の恋」という素晴らしいテーマを教えてくれた作品です。
同時に、幼いながらに「正義とは一体なんなのか」と深く考えさせられました。

本当に素晴らしい作品なので、まだ内容を知らない方がいらっしゃいましたら、是非読んでみてくださいね。


▼ブレーメンの音楽隊
話の方向性は少し変わりますが……。
幼い頃、私がいちばん大好きだった絵本がこれでした。
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内容ではなく、とにかく絵が大好きだったんです。
今でも大好きだし、見るたびに「あ~やっぱりこの絵可愛い~」と思います。

一時期、すべてのページをスキャンして携帯に保存していました。
万年筆でさーっと書いて、水性絵の具でちょろっと色づけした感じの、一見簡単そうなのに絶対に真似できない絵。

シンプルでカラフルな絵に惹かれるようになったのは、
恐らくこの絵本の影響かと思います。
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「夜空」や「影絵」に惹かれるのも、もしかしたらこの絵本の影響かもしれない。

ちなみにこの絵本は、一昨年エレ女メンバーで軽井沢旅行に行った際、
絵本の森美術館で新しく買い直したものです。
小さい頃大事にしていた絵本はどこかへ消えてしまいました……悲しみ。
何度も何度も、手垢がつくほど眺め尽くした「ブレーメンの音楽隊」絵本は、幼少期の私にとって一番の宝物でした。

というわけで、今回は私が影響を受けた大いなる3作品をご紹介しました。
皆様は、どんなものに影響を受けましたか?
一度自分の原点を見つめ直してみると、新たな発見があるかもしれませんよ。

それでは、今回はこのへんで。
本日の担当は花井カオリでした!