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詞藻に溺るる

花井カオリ

こんばんは!
本日の担当は花井カオリでございます。

最近、エレガント女子のことも『エレ女』と略すのだと知り、ちょっとした衝撃を受けました。

さて、今回は本のお話を。
皆さんは、書店で本(小説)を選ぶとき、まずどこを見て「面白そう」と判断しますか?
恐らく、ほとんどの場合が裏表紙などに載っている『あらすじ』なのではないかと思います。

もちろん私もそこは見るのですが、それより重要視しているのが『作品タイトル』です。
不思議なことに、タイトルを気に入って買った本を読み、『ハズレ』だと感じたことは一度もありません。

ちなみに私は、内容があまり想像できないタイトルを好みます。
想像できなさすぎると、興味が無くなっちゃうのですが……。
例えば、以下のようなタイトルに惹かれます。
(※短編のタイトルも含む)
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・あなたに不利な証拠として/(著)ローリー・リン・ドラモンド
・あなたに似た人/(著)ロアルド・ダール
・車輪の下/(著)ヘルマン・ヘッセ
・バナナフィッシュにうってつけの夜/(著)J・D・サリンジャー
・猫を抱いて象と泳ぐ/(著)小川洋子
・神様が殺してくれる/(著)森博嗣

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……などなど。ちょっと洋書に偏っちゃいました。
パッと思い出したのはこのくらいですが、もっともっとあります。

ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』は、大学の講義の課題で読んだのですが、当時ものすごい衝撃を受けました。
なんというか……心情描写はあまりされていないのに、登場人物がどうしてこういった行動をしてしまったのか、という心理がすごく伝わってきたんです。
読んだあと呆然としちゃいました。しばらく余韻に浸っていた気がします。
全体的に暗く重たい話なので、全力でお勧め!とは言えないのですが、機会があれば是非読んでみて頂きたい一冊です。

あと、ローリー・リン・ドラモンドの『あなたに不利な証拠として』も素晴らしかったです。
これもタイトル買いだったのですが、いくつかの短編は号泣しながら読んだ記憶があります。

実は、洋書はあまり得意ではなかったりするのですが、
先ほど記載した4作品に限っては、何度も繰り返し読んでしまいます。
恐らく、翻訳者さんの力も大きいのでしょうね。
同作品でも、別の翻訳者さんのものを読んでいたら、好きになっていなかったかもしれません。

そうそう、苦手なんですよ、洋書。(正確には翻訳書かな?)
特に洋書のミステリーなんかは、読みながらパニックになってしまいます。
身長を「何フィート」で表されたり、距離を「何マイル」で表されたりすると、思考停止しちゃいません?
トリックに上記の単位が関係していたりすると、「わかるかい!」って投げ出したくなります。
……なので、ここ数年は洋書のミステリー読んでないなあ……。
久々に読んでみようかな……。

あと、私の部屋にある自慢の本たちがこちら。

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これ、私の母親が、幼いころ両親に買ってもらっていたものだそうです。
それを、10年くらい前にすべて譲り受けました。

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全部で30巻。真ん中の15巻だけカバーが無くなっているのですが、他はすごく綺麗に保存されています。

DSC_0360.jpg

挿絵もまったく色褪せてない!
小学生向けの本ですが、大人が読んでも楽しいタイトルばかり。
眺めているだけで気分はハイです。

こういう分厚い本って、『ザ・本!』って感じで大好きです。
固くて重い本って、ロマンがありますよね!

それでは今日はこのへんで!
ちなみに毎度やってた『今日の〆の一言』は、担当5回目にして早くもネタ切れしました。
というわけで普通におわかれです。

ではまた!('∀'●)

机上の楽園



こんばんは、本日の担当は恵莉ひなこでお送りします。

先日、事務所にスプラトゥーンがやって来ました。
発売日から自宅にある私は、今だけ無敵です。
事務所内でイカマスターとして大きな顔ができます。
ふふふはは!!

……さて、今回はパパッと私のデスクに必須なものをご紹介します。
まずはこちら!



メモ帳と付箋です。
付箋はとにかく可愛さ重視。可愛いものは、テンションが上がりますよね。
メモ帳は可愛さもそうなのですが、書きやすさも気にします。
ペンを走らせるときに、ペン先がちょっと引っかかってカリカリと音がするメモ帳が好きです。
あとは、可愛くても勿体なくて使えないと嫌なので、大量に綴じてあるメモ帳や付箋だと、尚良い感じです。

では、お次はこちら。



可愛い箱缶。
領収書の束を入れたり、付箋を放り込んだり、化粧品を入れたり、画鋲やクリップを入れたりなど。
まとめておきたい細かなものを入れておくのに重宝しています。
ディズニーの缶が多いのは、それだけ種類豊富で惹かれるものが多い、ということなのかもしれません。

続いてはこちら。



仕事には一切なんの必要も関係もない、私の癒しグッズです。
イーヨーとかクマとか、あとはその時の気分で細かな置き物を。

……皆様、そろそろお気づきかもしれませんが、私のデスク回りはなんの統一感もありません。
全体的にごちゃっとしています。
汚くはないんですちゃんと片付いてます本当です。

その他には、今まで関わった作品のグッズとか、大量の資料とか、資料とか、資料で溢れています。
結局、一番紙モノが多くなってしまうのは仕方がないことなのですが。
それでも執筆のモチベーションを保つため、今日も私はデスク回りを可愛くしようと奮闘し続けているのです。

さて、それでは本日はこの辺で。
次の当番回で、またお会いしましょう~!

私に神が降りるまで

花井カオリ

みなさまこんにちは。
本日の担当は花井カオリでございます。

前回のブログで、恵莉が作業中BGMの話をしていましたね。
私は無音派ですが、ひとつだけ、好きなBGMがあります。
それは『雨の音』。

雨の音を聞きながら作業をすると、気持ちが落ち着いて、透明感のあるシナリオが書けるような気がするのです。
部屋が薄暗かったりしたらもう最高ですね。
ポップなシナリオを執筆する際には逆効果ですが、
静かで澄んだ世界観のシナリオを書くにはうってつけです。

あと、雨の音を聞きながら読書をするのも捗りますよ。
おすすめです。

ただひとつ言っておくと、“実際”の雨の音は嫌いです!
「うわー雨かよー」「テンション下がるわー」ってなっちゃうので。
あくまでヘッドフォンから流れてくる、BGMとしての雨の音が最高なんです!
(ああ、これから梅雨に入るんだなァ……いやだなァ……)

効率アップには、作業場の環境も大きく影響するように思います。
だからエレ女はみんな、デスク周りを好きなものでがっちり固めているのです。
今日は私のデスク周りをちょろっとお見せしましょう。

まずはここ!
スチームパンクゾーン!
DSC_0316.jpg

いいですよねぇ、スチームパンクの世界観、可愛くって大好きです。
配置センスはないけども……まあ、よしとしましょうよ。
ああっ……蒸気機関車に乗ってみたいっ…………!


お次は、ガラスものゾーン!
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きらきらしていて、それこそ透明感があって、見ているだけで癒やされます。
『手を滑らせると壊れてしまう』という、ちょっとした神聖さがまた素晴らしい。
奥に君臨する水色の香水瓶は、去年の誕生日にマーコさんがプレゼントしてくれたものです。
とっても可愛い!!


最後は、電話置き場の工芸品ゾーン!
DSC_0321.jpg

以前twitterで紹介したものばかりですが。
土台は和紙、組子細工のメモ置き、組子細工のピアス入れ、尾張七宝のペン置き場です。
もっとたくさん増やしたいなあ(*´∀`)
でもこうして写真に撮ってみると……うん、なんかごちゃってしてるね……。

と、こんな感じで、作業に詰まるとデスク周辺の可愛い小物に目を移し、
気持ちを満たしてからまた作業に戻る、ということを繰り返すのです。
そうしていれば、いずれは執筆が終わっている……という算段。

私のデスクには、もう一つ、ある『家』が存在するのですが、
それはまた、別の機会にお話ししますね。

それでは、今日の〆の言葉。
恵莉ひなことカフェに入り、どの料理を頼もうかな~、と悩んでいたときのこと。

「最近わたし、ドリアのこと見直してんだよね。美味しいじゃん、って」


で……出た、謎の上から目線……!!

ではまた!(*'ω'*)ノシ

BGMはキーボード音



こんばんは。
本日は、恵莉ひなこ担当でお送りします。
よろしくお願いします。

さて、今回は作業中の音楽についてのお話を。
シナリオライターに限らず、何か作業する時は音楽を聴きながら、という方は多いと思います。
その時の作業内容によって、もしくは単純にその時の気分によって、聴く曲も色々変わります。

弊社内ではイヤフォンやヘッドフォンをつけての作業は自由です。
好きなアーティストの曲を聴くも良し、クラシックに身を委ねるも良し、アニソンでテンションを上げるも良し。
執筆効率を上げるため、各々好きな曲を聴きながら作業しています。

しかし、作業中に音楽を聴いた方が効率が上がる、という状態はどうしてなるんでしょう。
静かな方が、集中できるんじゃないかと思うのに……。

――と、昔疑問に思っていたところ、私の恩師が教えてくれました。

なんでも、集中力というものは密度が濃ければ濃いほど、持続時間が短くなるものだそうで。
無音であればぐっと集中できるのが普通ですが、しかしその集中力は短時間で終わってしまう。
けれど、音楽を流していれば適度に集中力が低くなり、結果的には集中できる時間が長持ちするのだとか。

なるほど、一理ありますね。

ところで私は、三年ほど前までは曲を流しながらでないとまったく作業できなかったのですが、
最近は逆に、流していると作業ができなくなってきました。
確かに集中力の持続時間は短くなった気がするのですが、
しかし作業用の音楽を探す手間がなくなったので、これはこれで良いような気もしています。

色んな人に話を聞いてみると、無音でないと作業ができないという人も多くいますし、
一曲だけを延々と聴き続ける人もいれば、無数の曲をシャッフルして聴く方も。
更には、音楽どころかラジオを聴きながらだとか、アニメや映画を流しながら作業する、という方もいます。
作業中の音楽談義は十人十色で、非常に興味深いです。
皆さんは、どういったタイプなんでしょう?

では、最後にこの前行った飴作り体験(詳細レポはこちら)の完成作を。
どーん!



この角度が一番ウサギっぽく見えます。
練習で作った2体は、記憶から抹消しました。

では、ここまでお付き合い頂きましてありがとうございました!